クリスマスが終わると一気に年末年始・お正月モードになりますよね…^_^ところでお正月の準備「正月飾り」のご用意はすんでいますか?
今回は正月飾りの意味と、いつから飾ってよくて、いつまで飾るものなのか?また処分方法についても詳しくお伝えします!!
正月飾りの意味って何!?
正月飾りは新しい年に天から降りてくる歳神様(としがみさま)をお家に迎え、祀る(まつる)為に飾ります。歳神様は五穀豊穣の神様として有名で、一年の実りと幸せをもたらす為に高い山から初日の出と共に降りて来ると考えられています。
1.門松の意味は…
門松とは玄関や門のところに立てた松と竹で出来た飾りの事で「松飾り」ともよばれます。歳神様を迎え入れる為の目印で「我が家は歳神様を迎える準備が出来ていますよ。どうぞ来てくださいね。」と神様にお知らせする意味があります。
- 松は祀る(まつる)にかけた意味もあり、また寒い冬でも緑色を保っていますよね。(←常緑樹といいます。)なので昔から「長寿の象徴」とされてきました。
- 竹はまっすぐに伸びる様子・地にしっかりと根を張る様子・また竹の成長は早いので「生命力の象徴」とされています。
門松に華を添えている「梅」は春の訪れを意味し、気品のある香りと実がなることから縁起のよいお花とされています。
2.しめ縄の意味は…
神社でよく見かけるしめ縄ですが…神様が宿る神聖な場所であることを示します。また神様の領域と現世との分かれ目(結界)の意味合いもあります。
3.しめ飾りの意味は…
しめ飾りはしめ縄に飾りがついたもので、家の戸口や玄関先に飾ります。邪気を祓い清めるという意味があり神様を迎える清浄な場所であることを示します。
4.鏡餅の意味は…
鏡餅は歳神様へのお供え物です。
三方台に奉書紙を敷いて、紙垂(しで)やウラジロを添えて、その上に大小2個の丸餅に橙(だいだい)をあしらったものです。みかんやオレンジではなく橙(だいだい)なんですよ(*^^*)
一般的には「床の間」に飾るものですが、マンションなどの場合は、家族が集まる場所に飾るとよいとされています。
ここまでは正月飾りの意味を見ていきました。
あっそうそう…他にも車のフロント「エンブレムの近く」や「車内に吸盤で取り付ける小さいしめ縄」なども見かけると思いますが車のしめ縄の意味は「交通安全祈願」ということになります。
次はいつから正月飾りを飾ればいいのか?またいつまで飾るのか(片付けるのか?)を説明します。
正月飾りはいつからいつまで飾る!?
1.正月飾りはいつから飾るの…
一般的に正月飾りは12月26日・12月27日・12月28日・12月30日の4日間のどこかで飾ります。
あっそうそう…大前提として正月飾りを飾る前に大掃除が終わっている事が前提となりますよ( ・`д・´)歳神様を迎える為に飾る正月飾りです。汚れた場所だと失礼になりますからね…(汗)。
あと飾り始めるのに適さない・避けた方がよい日もあるんですよ。
- 12月29日は数字の「9」が苦を連想させる事から「苦立て」「二重苦」といわれ忌み嫌われています。
- 12月31日だと神様を迎える元日までにたった1日しかないので誠意に欠ける、また元日までに1日だけ飾るのは「一夜飾り」となり葬式での飾りを連想させるために縁起が悪いとされています。
つまり…クリスマスが終わってからの12月26日・12月27日・12月28日・12月30日のどれかで正月飾りを飾るようにしましょう!
江戸時代では「正月事始め」といって、12月8日からお正月の準備をやりはじめていたそう。秋の収穫の片付けがやっと終わったと思ったら今度はお正月の準備だ!という感じですね…。
昔は掃除機も洗濯機もなければ、おせち料理やお餅つきも各家庭で一から全て準備していたと思います。大変ですよね…(*_*)今はなんでも購入すればよい便利な時代になりました。
ダラダラすみません…。
何が言いたいのかというと、昔はお正月を迎える準備を今よりもだいぶ早くしていたということ。またもし早く正月飾りを飾りたい!という方は12月8日頃からお正月の準備、正月飾りを飾り始めても間違いではないということです!
ただし…1900年代に入って日本でクリスマスが一般家庭にも普及した為、やはりお正月の準備はクリスマスが終わってから…という方がほとんどでしょう。
2.正月飾りはいつまで飾ってよいの…
正月飾り(門松・しめ縄・しめ飾り)は松の内の1月7日に片付けましょう!!
※松の内とは正月飾りを飾る期間の事で、一般的には1月7日までが松の内です。(関西の一部の地域では小正月が終わる1月15日までとする地域もあります。)
1月7日には七草粥を食べますね。正月飾りを外してお家周りも胃腸もお正月気分から抜け出しましょう(*´ー`*)ノ。
ちなみに鏡餅だけは1月11日の鏡開きの日まで飾っておいて大丈夫です!!鏡開きの日には歳神様にお供えしていた鏡餅をお下がりとして、おしるこなどにして食べるのが一般的です。
正月飾りの処分方法は…
正月飾りには神様を迎える役目や神様が宿ると考えられていましたね。…なので適当に捨てたり粗末に扱うのはよくありません。1月15日に神社や地域で行われる行事「どんど焼き(どんと焼き)」で燃やして処分します。
正月飾りの他、書き初めなどもこのタイミングで一緒に処分しましょう。燃やす事で歳神様を天へお返しするという意味があります。
でももし「どんど焼き」が近くで行われていなかったりタイミング的に持って行けなかった場合は困りますよね(*_*)そんな時は神社に「納札所」が設置されているので、そこに納めるという方法もあります。大抵どの神社でも納めさせてもらえますよ。
正月飾りを自宅で処分する場合…
出来る限り、どんと焼きか納札所に納めるのがいいのですがどうしても難しい場合もありますよね。
もし正月飾りを自宅で処分する場合は…
- 1.半紙などの白い紙を広げ
- 2.その上に正月飾りを置き
- 3.感謝の気持ちを浮かべながら3回塩をふり
- 4.そのまま紙でくるんで捨てます。
※この方法で大丈夫です!あとは地域のゴミの分別方法にしたがって出してくださいね。
正月飾りのまとめ
今回は正月飾りの意味といつからいつまで飾るのかまた処分方法などを見ていきました。少し長くなってしまったのでもう一度まとめますね。
- 正月飾りの意味は…
新年に天から降りてくる歳神様(としがみさま)を迎え、祀る為に飾ります! - 正月飾りはいつから飾り始めるの?
大掃除が終わってからの12月26日・12月27日・12月28日・12月30日のどれかで飾るのがベストです! - 正月飾りはいつまで飾る?いつ片付ける?
松の内の最後の日、1月7日に外せばOK!!
(関西などの一部の地域では松の内が1月15日までで、その日まで飾っている地域もあります。) - 正月飾りの処分方法は?
1月15日に地域や神社で行われているどんど焼きで燃やして処分します。
ちなみに我が家がいつ正月飾りを飾りだすかというと…毎年大掃除が終えられるのが12月28日~12月30日頃なので、たぶん今年も12月28日か12月30日の夕方にギリギリ正月飾りを飾るようになると思います。
もっと早く大掃除しとけよ!って感じですが早すぎてもやる気がでないんですよね(+д+;lll )あと完全に言い訳ですが、大掃除って一人でするものではなく家族皆でするものでしょ…。涙。
では、あなたも我が家も正月飾りを飾って歳神様を迎え素敵な新年が迎えられますように…。
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