子供の鼻血が頻繁に出るんだけど…大丈夫かな?もしかして何かの病気じゃないよね??と心配になったことはありませんか?
私の娘は小さな頃から本当によく鼻血が出る子供でした。とある日、小児科にいる時にも鼻血が出たのでその場で医師に不安な気持ちをぶつけてみたことがあります。
そこで・・・
今回は私が医師に聞いた鼻血の原因や止め方・また予防法をお伝えしたいと思います。
- 子供の鼻血の原因は?病気かどうかの見分け方!
- 子供の鼻血の正しい止め方は?
- 子供の鼻血を予防する3つの方法。
こんな感じでお伝えしていきます。
子供の鼻血の原因は?病気かどうかの見分け方!
まず知ってほしいことは・・・
鼻血がすぐ止まる場合は、心配いりません!
(30分以内で鼻血が止まるなら大丈夫です!)
もしもなんらかの病気(白血病や血が固まりにくい血友病など血液の病気)が関係している場合は、止血してもなかなか止まらないことがあります。
例えば・・・
などの場合は、可能性もなきにしもあらずと考え一度耳鼻咽喉科を受診し診察や血液検査などをされてみて下さいね。
専門家を受診してみて何もなければ「何でもなくて良かったと言う安心」につながりますので。
では病気以外の子供の鼻血の原因はなんでしょうか??
子供の鼻血の原因は2つ!!
実は…子供の鼻血のほとんどは心配しなくて大丈夫な下記の2つなんです。
- 鼻血の原因1.粘膜が傷ついて出る(鼻をほじる・かむ)
- 鼻血の原因2.暑さ・興奮により血管が広がる(夏は鼻血が多い)
それでは順番にみていきましょう。
鼻血の原因1.粘膜が傷ついて出る(鼻をほじる・かむ)
ほとんどの場合がこの「鼻の粘膜が傷つく」ことによって鼻血が出ています。
そもそも鼻自体が血が出やすい部位なんですよ。鼻の入り口から1~2cmぐらいのところを専門用語でキーゼルバッハ部位と言いますが細い血管が多くまた粘膜も血管が透けて見えるほど薄い部位なんです。
そして子供の場合は、この粘膜が大人に比べ更に弱い状態なので…子供の鼻血ってすごく出やすいんです。
そこへきて・・・
①子供が鼻をほじっていませんか?
子供をよく観察していて下さい。頻繁に指で鼻をほじったりしてませんか?
また朝起きた時に鼻血が顔や指・服や枕など…についてたりしませんか?これは夜中寝ている間に無意識に鼻をほじってる為なんですよ。
そして一度鼻血が出ると「また今日も出てる!!…」と頻繁に鼻血が出ることはありませんか?
その理由は・・・
頻繁に鼻血が出やすい理由。
1.一度鼻血が出ると言う事は…(鼻の中の細い血管や粘膜が傷ついた状態)
⇩
2.完全に元通りになるまで4~5日程度かかる。
⇩
3.まだ治ってない状態にもかかわらず、再度鼻をほじる。
⇩
4.また鼻血が出る!!・・・の繰り返し!!
私の娘は本当に頻繁に出る子で(夜中・朝・日中保育園などetc…)本当に心配しましたが・・・小児科医に聞いて、なあんだ~(*´Д`)とある意味ホッとしました。
朝起きて来て子供の顔や指についた鼻血にビックリし・・・寝室の布団や枕にもやっぱりついてるな~(*´Д`)・・・なんて考えてるのも束の間。
またふと子供に目をやると…また鼻をほじってる!!
鼻ほじっちゃダメよ!と何度言ったことか…。
それでもちょっと目を離したらやってますね。
そうそう話を戻さないと…粘膜が傷つく2つ目は・・・
②鼻をかみすぎていませんか?
風邪を引いて鼻水がよく出る時なんかは、特に鼻の粘膜が弱くなっています。そんな炎症状態の時に勢いよく鼻をかむとその刺激により粘膜が傷つき鼻血が出ます。
私の娘、風邪を引いて小児科で鼻水吸引をしてもらってる時に鼻血が出たことも多々あります。
鼻血の原因2.暑さ・興奮により血管が広がる(夏は鼻血が多い)
実は、鼻血が出やすい季節ってあるんですよ~。
それは・・・夏なんです!!
私の娘の場合も季節的には、冬よりも夏の方が鼻血の出る頻度が多いです。
暑いと鼻の中の細い血管も拡張されます。(例えるなら血管が水風船のようにパンパンになってる感じ。)
血管が広がり血流も早くなることで、ちょっとしたことで鼻の血管が切れやすくなり、また鼻血が止まりにくかったりします。夏の暑さだけでなくお風呂場や激しく遊んで興奮した時なども、この血管の拡張と血流量の増加の為に、鼻血が出ると考えられています。
次は鼻血の正しい止め方を見ていきましょう。
これを知るまでの私は、間違いだらけの行動をしていました。
鼻血の正しい止め方は?
正しい鼻血の止め方
1.椅子などに座らせます。
止血部位は心臓よりも高い位置にしなければならないので座らせるのがいいです。(逆に寝転ぶのはダメです。)
小さな子供の場合は、子供を親の膝の上に座らせると落ち着きますょ。
2.子供の顔を下に向けます。
鼻血がボタボタ出ている場合は、入り口をティッシュで押さえます。
3.親指と人差し指で鼻の血が出ている部分(傷口)をギュッと押さえて圧迫止血します。
4.鼻血が止まるまでは、そのままの姿勢でいます。
(通常15分程度で止まります。もし保冷ジェルなどがある場合は、それで小鼻を冷やしてあげると血管が収縮してより早く鼻血を止めることが出来ます。)
この上記の方法が正しい鼻血の止め方になります。
間違えないで!止血で注意したい2つのコト!!
必ず顔を下に向けましょう!
上を向くと鼻血が喉に流れ込み吐き気や咳き込み・最悪の場合窒息の原因にもなります。
小さな子供は、苦しくても上手く言葉で伝えることが出来ないので、これはよく知っておいて欲しいポイントになります。
ティッシュは詰めないで!
ティッシュを詰めたり抜いたりする時に、鼻の粘膜を更に傷つける恐れがあります。
子供の鼻の中の粘膜は本当に弱いので、もし何か詰める場合は柔らかいガーゼぐらいにして、またもし一度詰めたらしばらくは抜かない方が良いです。
次は鼻血を予防する方法をお伝えします。
子供の鼻血を予防する3つの方法。
・爪を短く切る。
爪を短く切っておくことで、鼻の中の粘膜を傷つけるのを極力避けることが出来ます。
・鼻を強くかまない。
子供なのでなかなか調整はむずかしいと思いますが「優しくしゅーんして!」みたいに言うといいかもしれません。
・食べ物で効果的なモノ。
鼻血予防に効果のある食べ物は…ビタミンAとビタミンCです。
ビタミンAは鼻の中の粘膜を強くしてくれる働きがあります。
逆に不足すると粘膜が乾燥したりして鼻血が出やすくなったりもします。
ビタミンCが不足すると血管が破れやすくなります。
またビタミンCは免疫力を高める効果もあるので風邪予防にもなりますので、しいては鼻水の予防にもなりますね。
食事だけではなかなか大変な時もあるので、手軽に飲める野菜ジュースなんかも活用していくといいと思います。
今回は子供の鼻血の主な原因2つ
- 鼻血の原因1.粘膜が傷ついて出る(鼻をほじる・かむ)
- 鼻血の原因2.暑さ・興奮により血管が広がる(夏は鼻血が多い)
をお伝えしました。
私自身「うちの子大丈夫かな?」と心配だったんですがそもそも鼻の粘膜の弱い子供が鼻をほじることが主な原因だったのです。
・・・何はともあれホッと一安心です(*´ω`*)。
鼻血が止まる場合は心配ないのですが、ただそれでも心配な場合は一度耳鼻咽喉科を受診してみて下さいね(^^♪
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