子供の蕁麻疹(じんましん)とても不安ですよね。私の子供もある日蕁麻疹が出て症状が落ち着くまでの間はとても不安な気持ちになりました。
そして病院に行ったのですが今回のだけでは蕁麻疹の原因は特定出来ません。と言われてしまいました(*_*)。こういうのって原因が分からないと余計に不安なんですよね…。。
と言うことで子供の蕁麻疹の原因や対処法を調べてみました。(子供の今後の為にもと思って…。)
- そもそも子供の蕁麻疹の状態とは…
- 蕁麻疹の原因!体の中で何が起こっているの?
- 子供の蕁麻疹の原因は大きく2つ!
- 子供の蕁麻疹!親が出来る対処法8つ!!
このような順番でお伝えしますので一緒に見ていきましょう!
そもそも子供の蕁麻疹の状態とは…
まず蕁麻疹の症状ですが、蚊に刺されたようにポツポツと盛り上がった浮腫(むくみ)が出来たり、地図のように赤い発疹が全身に広がることもあります。この発疹と共に痒みを伴うのが蕁麻疹の特徴になります。
蕁麻疹は大抵の場合は短時間で現れて24時間以内に治まることが多いです。なので症状がひどくない場合はひとまず落ち着いて安静にし様子を見ましょう。
ただ酷くなった場合は体の表面だけではなく体の内部(喉や気道内)にも出現し呼吸困難を併発することもあるので、子供の様子に変化がないかどうか注意も必要になります。
子供に蕁麻疹が出たら病院は行くべき?症状別判断基準はコレ!!
蕁麻疹の原因!体の中で何が起こっているの?
蕁麻疹を引き起こすのは体の中のヒスタミンという物質が原因です。通常皮膚内部・肥満細胞の中にあるヒスタミンという物質が何らかの刺激を受けて血液中や皮膚の真皮内に大量に放出されることで浮腫(むくみ)を作り蕁麻疹の症状が出現します。この膨らんだ症状のことを膨疹(ぼうしん)と言います。
次はその蕁麻疹の原因(ヒスタミンが放出される原因)を見ていきましょう。
子供の蕁麻疹の原因は大きく2つ!
子供の蕁麻疹の原因は様々ありますが…大きく分けると…
- アレルギー性の蕁麻疹(食べ物・食品添加物・薬)
- 非アレルギー性の蕁麻疹(特発性蕁麻疹・物理的刺激による蕁麻疹)
の2つに分けられます。
まずはアレルギー性蕁麻疹について見ていきましょう。
蕁麻疹の原因1.アレルギー性の蕁麻疹
アレルギー性蕁麻疹は原因となる物質「アレルゲン」を摂取することにより発症します。逆にアレルゲンを摂取しなければ蕁麻疹は起こりません。摂取後30分~1時間以内に起こることが多いのが特徴です。
食べ物・食品添加物によるアレルギー性蕁麻疹
小さな子供にアレルギーが出やすいとされている7大アレルゲン(小麦、乳、卵、えび、かに、そば、落花生)の他、果物・豚肉・タケノコ・青魚(サバ・マグロ)・香辛料・食品中の防腐剤・人工着色料などの食品添加物などの摂取によりアレルギー反応が起きて出現する蕁麻疹です。
そうそうサバ・マグロなどの青魚も蕁麻疹が出やすいとされています。青魚にはもともとヒスチジンというアミノ酸の成分含まれているんですが、常温で放置するなど保存状態が悪いと微生物によって「ヒスタミン」という物質に変化してしまうそう。先ほどもお話しましたがヒスタミンはアレルギー症状を引き起こしやすい物質なので青魚も蕁麻疹が出現しやすい食品になります。
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薬によるアレルギー性蕁麻疹
風邪などの時に処方される抗生物質(ペニシリン系・セフェム系など)や解熱鎮静剤などの薬品によっておこる蕁麻疹。
ここまでは食べ物や薬で出現する「アレルギー性の蕁麻疹」についてみていきました。もしお子さんの蕁麻疹がアレルギー性蕁麻疹だった場合は原因となる食品や添加物を食べないようにする!もし薬の場合は医師や薬剤師に相談し違う薬を処方してもらう!などの対処が必要になってきます。
蕁麻疹の原因2.非アレルギー性の蕁麻疹
非アレルギー性蕁麻疹は食べ物や薬・内臓の病気等とは関係なく突然に発生する蕁麻疹の事です。特発性蕁麻疹と物理的刺激による蕁麻疹に分けられますが、その種類は数十種類以上と多岐に渡り原因を特定するのが難しいケースも多いです。
1ヶ月以内に治まるものを急性蕁麻疹、1ヶ月以上続くものを慢性蕁麻疹と呼びます。
特発性蕁麻疹
特定の原因がわからない蕁麻疹のことを特発性蕁麻疹と呼び、実に蕁麻疹の7割強がこの特発性蕁麻疹とされています。
- 疲労蓄積や免疫力の低下
- ストレスなどの心理的影響
そうそう子供も意外とストレスを感じているんだそうです。…|д゚)
もしも泣いた時・怒った時・何かを我慢した時などに蕁麻疹が出たという場合は、ストレスが原因になっている可能性もあります。
物理的刺激による蕁麻疹
- 服の素材や刺激・摩擦が原因で出る機械的蕁麻疹
- 重い荷物を持つなどの圧迫による遅延性蕁麻疹
- 汗をかくことによって出現するコリン性蕁麻疹
- 動物や虫・植物で出現する蕁麻疹
- 温度の変化によって出現する寒冷蕁麻疹や温熱蕁麻疹
- 日光にあたると出現する日光蕁麻疹
などの物理的刺激によって発生する蕁麻疹。
子供の蕁麻疹で多いのは服や下着などの素材が合わなくて出る蕁麻疹や公園や草原で遊んだ際に虫や植物への接触によって出てしまう蕁麻疹だそうです。
あと私もなったことがあるんですが、冬場に多いのはこたつに長時間入っていたり、カイロを貼っている部分に出来る温熱蕁麻疹だそうです。
非アレルギー性蕁麻疹は本当に種類が多くこの中の1つが原因と言うこともあれば、複合的要因が組み合わされて出現することもあるそうです。このことから蕁麻疹の原因の特定は難しいと言われています。
次は子供に蕁麻疹が出た時の親が出来る対処法を見ていきましょう。
子供の蕁麻疹への対処法8つ!!
子供に蕁麻疹が出た場合の対処法8つをご紹介します。
1.出来るだけ病院を受診する。
まず初めての場合は、この症状が蕁麻疹であるかどうか診断・判断してもらう上でも出来るだけ症状の出ている間に受診(小児科・皮膚科)されることをおすすめします!蕁麻疹の症状がひどい時は症状を和らげるための抗ヒスタミン薬(アレルギーを抑える薬)を処方してもらえます。
また食べ物のアレルギーの場合で、ある程度「これが原因かな?」と目途がついたら、医師と相談の上アレルギー検査をすることも出来ます。血液を採取してアレルギーの抗体への強弱を調べます。
2.蕁麻疹を写真やメモで残しておく。
蕁麻疹の発疹の状態や部位を写真で残しておきましょう。また蕁麻疹が出る直前の行動や時間(何を食べたか?どこで遊んでいたか?)などを記録しておくことで、再度蕁麻疹が出た場合の行動の共通点を見つけることが出来ます。
共通点を見つけることが出来れば原因特定にも役立ちますし今後の危険から子供を守ることが出来ます!
3.原因と思われるものに近づけない。
蕁麻疹が出た原因がはっきりしている場合はその原因を子供に近づけないようにしましょう。原因を避けることが出来れば蕁麻疹が出ることはありません。食べ物や食品添加物であればそれを摂取しない!薬で蕁麻疹が出た場合は医師や薬剤師に相談し他の処方薬をもらうようにしましょう。
衣服の素材など物理的な刺激が原因と考えられる場合はその原因を出来るだけ回避した生活をおくりましょう。
4.水分補給を積極的に。
アレルギー性蕁麻疹だった場合は、体内の原因物質を排出させるためにも積極的に水分補給をしましょう。
5.蕁麻疹部分を掻かない。
蕁麻疹は痒みを伴うことが多いので子供は我慢出来ずに掻いてしまうことがありますが掻くとそれが刺激になって余計に痒くなることもありますし傷口からばい菌が入って他の皮膚疾患を引き起こすこともあります。
6.爪を短く切っておく。
気を付けていても子供がつい掻いてしまうこともあります。掻いてしまった時に傷が出来ないよう爪は短く切っておきましょう。
7.運動は控える。
蕁麻疹が出ている際は安静にし運動は控えるようにしましょう。運動の負荷や汗で蕁麻疹がひどくなる場合もあります。
8.お風呂はぬるめのシャワーで軽く。
体が温まると血行がよくなり痒みがひどくなる恐れがあります。入浴は控え、ぬるめのシャワーで軽く汗を流しましょう。
今回は子供の蕁麻疹の原因や対処法を見ていきました。
蕁麻疹の原因としては大きく2つ
- アレルギー性の蕁麻疹(食べ物・食品添加物・薬)
- 非アレルギー性の蕁麻疹(特発性蕁麻疹・物理的刺激による蕁麻疹)
に分かれアレルギー性の蕁麻疹の場合はその原因となる食品・添加物・薬をとらない生活をすれば蕁麻疹を防ぐことが出来ますが…非アレルギー性の蕁麻疹の場合はなかなか原因の特定は難しいということをお伝えしました。
ただ蕁麻疹が出る前の行動や出た時の症状を記録しておくことで行動の共通点が見えて原因が特定できる場合もあるようなのでぜひ諦めないで欲しいと思います。大切な子供を守れるのはやっぱり親ですからね(*´ω`*)。
あなたのお子さんの蕁麻疹も早くよくなりますように♪
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