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とびひの治療薬!!市販薬や自宅でのケア方法も!


子供のとびひは厄介です(*_*)
とびひとは細菌が皮膚内部で感染をおこし水ぶくれやかさぶたが出来る症状で早く対処しないととびひ(火事の飛び火)の名の通り、次から次へと体中に広がります!!
とびひ1

私の2歳の娘もとびひになり、完治までの治療期間(約10日間)は親としても本当に大変でした。

とびひ部分はかゆみを伴うので、子供もなかなか我慢できません。とびひ部分を触った手で他の皮膚を掻きむしるとどんどん広がったりするんですよ。早く治さないと本当に厄介なんです(*_*)。

今回はとびひを早く治療する為に・・・

  • とびひの治療薬は飲み薬と塗り薬の2つ!!
  • とびひで処方される塗り薬は主に2つ!!
  • とびひが再発!もしかして…
  • 子供のとびひ!病院は小児科・皮膚科?
  • とびひの薬!市販薬はある?
  • とびひの治療!自宅でのケア方法!

についてお伝えします。

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とびひの治療薬は飲み薬と塗り薬の2つ!!

とびひになった場合は、感染し増殖している原因菌(黄色ブドウ球菌・溶連菌)を抗生物質で殺菌しなければなりません。
とびひ薬14

病院では抗生物質の飲み薬抗生剤や抗菌剤の塗り薬の両方が処方されます。(症状が軽い場合は塗り薬のみの場合もあります。)

  • 内服薬(飲み薬)・・・飲み薬の抗生剤で体の内側から菌を殺します。またかゆみが強い時はひっかかないようにかゆみを抑える抗ヒスタミン薬を処方されることもあります。
  • 外用薬(塗り薬)・・・抗菌薬の軟膏や症状が軽い場合はステロイド軟膏が処方されます。

 

とびひには耐性菌が多い!!
とびひには処方される抗生剤では効かない「耐性菌」が多く存在します。・・・なので通常2~3日後にもう1度、再受診して処方薬が合っているかの確認をします。もし症状が改善されない場合は処方薬が変更されます。
とびひ治療2細菌も突然変異を繰り返しながら日々進化しているんですょ(*_*;

子供の場合薬なしで完治させるのはとても難しいです。とびひは薬で早く原因細菌をやっつける!!これが1番のポイントです!!ひどくなる前に必ず病院を受診し薬を処方してもらって下さいね!
とびひ治療

とびひで処方される塗り薬は主に2つ!!

ここでは飲み薬ではなく塗り薬を説明しますね。
とびひ治療で処方される外用薬(塗り薬)は色々ありますが、主に大きく2つに分けられます。

  • 1.抗生外用薬・抗菌剤外用薬(殺菌する)
  • 2.ステロイド軟膏(炎症を鎮める&殺菌する)

中でもステロイド配合薬をとびひで使う場合は、悪化する可能性もあるので、医師の指示に従って使用しなければなりません。

1.抗生外用薬・抗菌剤外用薬(ゲンタシン・アクアチムなど)

とびひの原因菌(黄色ブドウ球菌)へ強い殺菌作用のある軟膏薬です。
ステロイド非配合で殺菌作用が高いのが特徴です。
とびひ薬 アクアチム
これはアクアチム軟膏と言う薬ですが・・・ニキビなどにも処方される抗菌剤外用薬になります。

2.ステロイド軟膏(リンデロンVGなど)

とびひ薬 リンデロン
リンデロンVGには抗生物質のゲンタマイシンと炎症をとるステロイドが両方配合されています。ステロイド軟膏は子供の湿疹や虫刺されなどの皮膚の炎症によく処方される薬です。自宅で保管している場合もあるかもしれませんが・・・とびひの時の自己判断でのステロイド使用には注意が必要です!

ステロイド配合のもつ免疫抑制作用により、原因菌をさらに増殖させとびひ症状を悪化させてしまうことがあります。リンデロンVGなどのステロイド軟膏を塗ってよいのは「ジュクジュクや水泡はなく、とびひの中でも症状の軽い皮膚の炎症部分のみ」です!!

またステロイドなので、副作用(皮膚が赤らむ・血管が浮き出るなど)も懸念されます。皮膚の薄い部分(顔や首まわり)に使用する際は用法・用量は必ず医師の指示にしたがいましょう!!使い方を誤ったり自己判断で長期使用するのは危険です!

とびひが再発!もしかして…

自己判断で内服薬(飲み薬)をやめたりしていませんか?まだとびひが完治していないのに抗生剤の飲み薬を自己判断で中断すると、体の中に残っている原因菌によってとびひが再発しますよ。
とびひ薬15

子供のとびひ!病院は小児科・皮膚科?

子供がとびひになったら小児科・皮膚科のどちらに行こうか迷いますよね。もちろんどちらでも診てもらえますが。。。私はまず小児科を受診されるのをおすすめします。

理由は皮膚疾患の中でも小さな子供達の間だけで流行している病気というのも多く存在します。特にとびひは子供同士の接触で大流行していたりするので、小児科の方が「ここのところ「とびひのお子さん」多いんだよ(^-^;」と診断が早いように思います!!

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とびひの薬!市販薬はある?

とびひ薬13

とびひの場合、市販薬はおすすめしません!! 

上記でとびひの耐性菌の話をしましたが、とびひは原因細菌に効く薬を使わなければ治りません!また外用のみでは治りにくいのも事実です。自己判断での市販薬は症状を悪化させてしまう可能性もあるんです。

ですので病院を受診し症状にあった薬を処方してもらうことがベストです!!
ただ休診日などで今すぐ欲しい!!という場合もありますよね。そこで薬局・ドラッグストアで買える、とびひに効果のある薬を2つ紹介します。

とびひの薬は、化膿性皮膚疾患用薬に分類される中の抗生作用(原因菌の殺菌・増殖抑制)のあるものを使います。

市販薬1.テラマイシン軟膏a(武田薬品工業)

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【第2類医薬品】テラマイシン軟膏a(6g)
価格:587円(税込、送料別) (2016/11/4時点)

 

ボリミキシンB硫酸塩とオキシテトラサイクリン塩酸塩の2つの抗生物質が配合され、化膿性皮膚疾患(とびひ、めんちょう、毛のう炎)に効果・効能があります。
副作用として使用後に発疹や発赤、痒みがある場合は、使用を中止して医師の診察を受けて下さい!

 

市販薬2.ドルマイシン軟膏(ゼリア新薬工業)

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

【第2類医薬品】ドルマイシン軟膏(6g)
価格:648円(税込、送料別) (2016/11/4時点)

 

外傷・火傷等の化膿予防及び治療、とびひ、せつ、よう、ちょう、毛のう炎、湿疹等に効果・効能があります。
副作用として使用後に発疹・発赤・かゆみ、かぶれ、ごく稀に蕁麻疹や薬によるアナフィラキシーショックなどもありますので注意が必要です。

市販薬を使う場合は使用方法(用法・用量)を守り、また症状が改善されているかを確認し、ひどくなっている場合は必ず病院を受診して下さい!!

次は自宅でのケア方法を見ていきましょう♪

とびひの治療!自宅でのケア方法!

とびひを治すためには「薬を塗れば終り」ではなく自宅でのケアがとても重要になります!(一番重要!かつ親として面倒な作業になります。ガーゼが何度も剥がれたりもするんですよ…(^-^;でも頑張りましょう!)

☆完治までの期間1日2回すること

  • 1.患部をよく洗い流す!!
    いくら塗り薬を塗っても、細菌だらけの部分に塗っては効果が半減します。石鹸を泡立てて、泡と手でやさしくシャワーで洗い流しましょう。
  • 2.清潔なタオルでやさしく拭きます。
    拭くときはこすらずにやさしく。またとびひの子供とのタオルの共用はダメです。注意して下さいね。
  • 3.処方された塗り薬を塗り、ガーゼとテープで患部を覆います。
    患部を覆ってこれ以上とびひが広がらないようにします。通気性を良くするためにガーゼで覆いましょう!絆創膏はNGです!

とびひガーゼ

なかでも細菌を洗い流すことが結構重要ポイントになります。
面倒ですが朝と晩、1日2回はこのようにしてあげて下さい。
 

あと爪を短くきって、また爪ヤスリで滑らかにするのも大切です!
とびひ12
爪が長いと爪の中で保菌してしまいます。また別の場所を掻いて新たに傷が出来るのを防ぐのにも大切です!


今回はとびひの治療薬や自宅でのケア方法を見ていきました。

重要な事をまとめると・・・

  • とびひの治療薬は医師に処方してもらう事!!(抗生物質の効かない耐性菌がいる為)
  • ステロイド外用薬の使用には注意が必要!(悪化する可能性がある為、ジュクジュクしたらステロイドの使用は中止し必ず医師の診察を受けて下さい。)
  • 内服薬は自己判断でやめない!!(とびひがぶり返すことがある!)
  • 自宅でのケア方法(シャワーで清潔に洗い流す・ガーゼで広がらないように患部を覆う・爪を短くヤスリで滑らかに。)

とびひの治療は薬で治すのが重要です!!!
放置したり、合わない市販薬を使用するなどで誤った治療をすると、症状の悪化や人にうつすリスクも高まります。

また病院を受診しているのに一向に治らない場合は、今行っている病院(小児科・皮膚科)を変えてみるのもひとつの方法です!!病院や薬を変えることで、症状が改善する場合もあります。

とびひが完治するまでの期間、親も子も大変です。子供自身も痒いの我慢するの相当大変だと思います。・・・正しい治療をして早めに治してあげて下さいね(^^♪

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