干支(十二支)と言えば…年賀状の作成時に「来年は◯年かぁ」と思ったり、相手の年齢を聞く時に「なにどし生まれですか?」「えっ…一回りも違うの?(゚∀゚)」など会話で使う事もありますよね(汗)・・・ただ最近では「干支」自体を知らない子供達もいるそうなんです。
今回は干支の順番や由来また分かりやすい干支の物語・干支の覚え方をお伝えします!!
そもそも干支の由来は…
干支(えと)は…古く中国の殷の時代(紀元前1700年ごろ・今から3700年ぐらい前)から使われていた数詞(方位・角度・年・月・日・時間)など数字を表す文字になります。
数字を表す2種類の
- 十干(甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸)と
- 十二支(子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥)
を組み合わせた十干十二支を干支と言います。
10と12の最小公倍数は60。なので全ての干支(十干十二支)を1周する為には、年だと60年かかります。60歳になったら還暦祝いを行う方もいますが、干支が一回りして生まれた年の干支に再び戻る事を還暦といいます。
ちょっと話がそれてきました。m(_ _)m 本来、干支を細かく言うと60種類あるよ!!と言いたかったんです。
ただし…日本で単に干支と言うと「十二支」を指しますよね。次は十二支を中心にお話します(*´ー`*)ノ
干支(十二支)の順番と由来は…
上記で干支について説明しましたが、この十二支も古くから中国で「暦・日付」を表すのに使われていて、覚えやすいように便宜上、後付けで動物の名前がつけられました。
つまり…
- 1.そもそも数詞の十二支「子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥」があって
- 2.その十二支を覚えやすいように動物に当てはめたのが十二支の動物になります。
次は干支(動物)の順番や読み方をお伝えします!
干支(十二支)の順番や漢字の読み方は…
干支の順番と漢字の読み方は以下のようになります。
- 1.子(ね)…鼠・ねずみ
- 2.丑(うし)…牛・うし
- 3.寅(とら)…虎・とら
- 4.卯(う)…兎・うさぎ
- 5.辰(たつ)…竜・りゅう
- 6.巳(み)…蛇・へび
- 7.午(うま)…馬・うま
- 8.未(ひつじ)…羊・ひつじ
- 9.申(さる)…猿・さる
- 10.酉(とり)…鶏・にわとり
- 11.戌(いぬ)…犬・いぬ
- 12.亥(い)…猪・いのしし
「子」を「ねずみ」・「未」を「ひつじ」・「戌」を「いぬ」…etcと読みますが、こう読むのも当て字だからなんです。
たまに「一回り 年上の男性と結婚した」と聞くことがあったりしますよね。 一回り(ひとまわり)なのでつまり12歳年上の男性と結婚したという意味になります。
※二回りだと24歳違うということ。
「愛に年齢は関係なし」ということですね…(*´ω`*)
干支の順番レース!物語で見ると覚えやすい!
干支の順番を説明する際に、分かりやすい動画がないか調べてみました。2分程度で分かりやすいものをみつけましたのでご紹介します(*´ー`*)ノ
※動画の再生時は音が出るので注意して下さい。
昔、神様が動物達に言いました。
「元日の朝、私の家に新年の挨拶に来たものから順に(1番から12番目の者まで)1年間、それぞれ名前を年につけてやろう」
牛は足が遅いので、夜のうちから支度をし出発しました。と同時に、牛を見ていた「ねずみ」がこっそりと牛の頭に隠れました。
で神様の家に着いた瞬間、ねずみがぴょんと飛び降りてそのまま走って先に入ったからねずみが1番、牛が2番になりました。
虎と兎は日の出と共に走り出し、虎が3番・兎が4番・・・その後5番目に龍と6番目に蛇が着きました。
その後、馬は道草をくって7番目、羊は道に迷って8番目、猿と犬は走りながら大喧嘩をしているところに鶏が仲裁に入ったので猿が9番目、鶏が10番目、犬が11番目に到着、最後に猪がやってきて12番。
これで十二支が決まりました。
十二支に猫がいない理由は…
猫は神様のところにいつ行くのか忘れてしまったので、ねずみに聞くとねずみはわざと1日遅れの日にち「神様への新年の挨拶は1月2日に変更になったんだって」とウソをつきました。
その話を信じた猫は…神様への挨拶に行き遅れ、干支に成り損ねてしまいました。
ウソをつかれた恨みから、今現在も猫はねずみを追いかけまわしているという訳なんです。
ねずみは昔からお米を盗んで農家を困らせる厄介者(ズル賢い様子)だったことや「ことわざの犬猿の仲」などこの物語から学べることも多いです^^
次は十二支の順番の覚え方を見ていきましょう。
干支(十二支)の順番の覚え方は…
十二支の順番の覚え方は…結局は何回も音読して覚えるしかないです。
覚え方としては…
「ねー、うし、とら、うー、たつ、みー、うま、ひつじ、さる、とり、いぬ、いー」とリズムよく何回も繰り返していると自然に覚えられます!!
九九を覚える時と同じで繰り返し音読して、口と耳を働かせて記憶として定着させるしか方法はありませんが、でも覚えたらほぼ一生忘れないので頑張って下さいね(*´ー`*)ノ。
今回は干支(十二支)の順番について見ていきました。
- 干支とは本来十干十二支の事を言う。十干十二支の組み合わせは60種類。
- 単に干支と言えば…年賀状でよく使う十二支のことを指す。
- 十二支はもともと中国で使われていた数詞(数字を表す文字)
- 十二支の動物は実は後付け・当て字で十二支を覚えやすくする為に考えられた。
- 干支の順番の覚え方は「ねー、うし、とら、うー、たつ、みー、うま、ひつじ、さる、とり、いぬ、いー」を繰り返して覚るしかない!!
十二支の順番の動画は…小さな子供も興味を持ちやすいし楽しく覚えられると思います。私の4歳の子供も「もう一回見せて!!」と食いつきがよかったです(*´ー`*)ノ
また干支について調べていたら日常の様々なところで使われているので驚きます!!「これも干支とつながりあるんだ~。」という感じになります。
- 恵方巻きの「方角」だったり
- 土用の丑の日などの「日付」
- 時間を表す「午前・午後・正午」「おばけの時間、丑三つ時」など・・・。
改めて日本でも古くから使われているんだなぁと実感しました!!
まだ干支の順番や読み方を覚えていない方は一度覚えれば一生モノなので…ぜひこの機会に覚えてほしいなと思います(*´ー`*)ノ
LEAVE A REPLY