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お盆の海はクラゲだらけって本当!?予防から応急処置まで詳しく!!


夏のレジャーと言えばやっぱり海水浴!!!
海クラゲ予防
私は今回、お盆期間中に海水浴に出かけようと思っています。…が気になる点が一つ!!昔から「海水浴をするならお盆までよ!お盆の海にはクラゲが出るわよっ|д゚)」って親に言われていた事が気になって。。。きっとあなたも聞いたことありますよね。

今回はその言葉の根拠・本当なのかどうかが知りたくて詳しく調べてみました。

  • お盆の海にクラゲが出るって本当!?
  • クラゲが出ると海に入れない理由は?
  • 日本周辺にいるクラゲの種類4つ!!
  • クラゲに刺されない為の4つの予防法!
  • クラゲに刺された場合の応急処置!!

このような流れでお伝えしますので一緒に見ていきましょう。海に行かれる予定の方必見です!!

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お盆の海にクラゲが出るって本当!?

お盆の時期にクラゲが多くなる理由は2つあります。

1.クラゲの成長過程と関係しています。

クラゲの成長過程は大きく分けると
1.プラヌラ期(卵の状態)
2.ポリプ期(幼体)イソギンチャクのように岩などにくっついて生活。
3.クラゲ(成体)という成長過程をたどります。
海クラゲ時期1

この幼体のポリプ期から成体へと変わる時期がちょうどお盆の時期でクラゲが海中から上の方に一気に上がってくるんです。

2.波の影響でクラゲが沿岸部にやってくる。

夏の土用の時期(7月下旬~8月上旬頃)に日本の南側で発生した台風の影響で大きな波とうねりが発生することがあります。この波を土用波と言うんですが、これによってクラゲが沖合から沿岸部に多くやってきます。

なのでクラゲがお盆の時期に増えるのは事実なんです(+д+;lll )。。

そしてお盆頃の8月中旬~10月頃までは海水温が20度~30度でクラゲにとって最適な温度である為、どんどん栄養を蓄え成長していきます。

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クラゲが出ると海に入れない理由は?

クラゲが多くなると遊泳禁止や閉鎖にする海水浴場も出てきます。
海クラゲ時期6
毒を持っているクラゲがいた場合は危ないですし、毒が強くなくても水中でクラゲに刺された場合溺れる危険性がありますからね。。

次はあなたや私が海水浴に行った際に、見かけるかもしれない日本周辺にいる4種類のクラゲをお伝えします!!

日本周辺にいるクラゲの種類4つ!!

日本沿岸には30種類以上のクラゲがいるのですが、海水浴シーズンによく見られるのはミズクラゲ・アンドンクラゲ・アカクラゲ・カツオエノボシの4つのクラゲです。(※他の種類のクラゲを見つけた時も毒を持っている可能性が高いので、同様に注意されてくださいね。)

それぞれの特徴を簡単に見ていきましょう!!

1.ミズクラゲ

ミズクラゲ
透明で丸みのあるフワフワしたクラゲです。ミズクラゲに刺されても痛みはほとんどなく気が付かないこともあります。なのでこのクラゲはさほど危険ではないのですが…泳ぐのに邪魔なのとちょっと気持ちが悪いな(´Д⊂ヽというのがありますね。

2.アンドンクラゲ

アンドンクラゲ10
海水浴場で一番よく刺されるのがこのアンドンクラゲです。透明で小さいので気づきにくく知らないうちに刺されてしまう事があります。傘の直径は3~5cmぐらい触手は20cmぐらいのが4本でています。

刺された瞬間にチクっという痛みとその後ミミズ腫れが残ります。

ミズクラゲとアンドンクラゲは本当によく見かけると思います。

次は危険なクラゲ2つを紹介します!!この2つを見かけたら、とにかく近づかない、離れるようにしてくださいね。

3.アカクラゲ

アカクラゲ
傘が赤っぽい色をしているのが特徴的で放射状に16本の模様があります。傘の大きさは10cm~20cmぐらい。触手は1m~あります。

海水温が14度以下の環境を好むので海水浴シーズンに刺されることは少ないものの、泳いでいる周辺にいないかどうか気を付けておいた方が良いです。刺されるとやけどのような強い痛みと、その後ミミズ腫れになります。

またまれに呼吸困難などに陥ることもあるそう。怖いです。

4.カツオエノボシ

カツオエノボシ
透明な青色で大きさは10cm程度。太平洋沿岸で見かけるクラゲで体に空気をためてぷかぷか浮いています。体の空気を抜いて沈むこともあります。実はカツオエノボシはクラゲではなくヒドロムシという生物の集合体です。ただ強い毒を持っている点でクラゲと変わらないので、別名「電気クラゲ」と呼ばれています。

ビニール袋のような見た目なので触ってしまうこともあるかもしれませんが誤って触ってしまうと大変なことになりますょ!刺されるとビリビリと激痛がはしり刺された部位はミミズ腫れになり長時間治まりません。

また以前刺されたことがあるとアナフィラキシーショックで死亡する例もあるようなので、十分に注意する必要があります。

そうそう…クラゲの死骸が海岸に上がっていることがありますがクラゲは死んでいても毒が残っています!!絶対に素手で触ってはいけません!!

子供達が間違って触らないように、私達大人は注意しましょうね(*´ω`*)
 

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クラゲに刺されない為の4つの予防法!

1.クラゲ侵入防止のネットがある海を選ぶ!

クラゲが入って来ないように侵入防止ネットを張っている海水浴場を選びましょう。ただそれだけで安心するのは禁物!!張ってあるネット周辺には近づかないようにして下さい!網にクラゲが絡みついている可能性があります。先ほども言いましたが、絡みついて死んでいるクラゲも毒を持っています。。

2.クラゲを見かけたら周辺から離れる!

クラゲに刺されない為には、とにかくクラゲから離れること!!もし目視でクラゲを発見したら出来るだけ離れるようにしましょう。

3.肌の露出を少なくする!

最近は水着の上にラッシュガードを着ている方をよく見かけますよね。ラッシュガードは日焼け対策によいのですが肌を覆っているのでクラゲに刺されるのも予防出来ます。マリンシューズも同様ですが、砂の上を歩く時にやけども防げますし、履いたまま泳げるのでとっても便利ですょ。

  • ラッシュガードやロングTシャツを着る。
  • マリンシューズを履く。

お盆海クラゲ予防

4.クラゲ除けの日焼け止めを塗る!

肌が露出している部分(顔や手、足首など)はクラゲ除け成分の入った日焼け止めで対策した方が良いです。

なぜこの日焼け止めはクラゲ予防に効果があるの?

イソギンチャクとクマノミを見て下さい。とっても仲が良いですよね。

イソギンチャクは実はクラゲと同じように触手持っています。そして敵だと思ったものには毒を出すんですね。
 
でも不思議・・・イソギンチャクとクマノミはとっても仲良しですよね。それはクマノミの粘液がイソギンチャクにとって敵ではない!仲間だよ!!と認識させる成分がはいっている為なんだそう。このクマノミの成分を研究して日焼け止めに応用したのがこの商品なんです。

つまり私たち人間もこれを塗ることで…クラゲから敵だと思わなくなって刺されにくくなるそうです。

日焼け対策にはもちろん!!私自身も大人になってこれを塗りだしてからクラゲに今のところ刺されていませんので、多少は効果があるのかな??と個人的に思ってます…。安心を得る目的もあって。(*´ω`*)。

クラゲに刺されると痛くてほんとテンション下がりますし、せっかくの海水浴なのに、場合によっては病院に行かなきゃならないですからね…(>_<)使われる方は、泳ぐ直前ではなく、事前に(15分前ぐらい)結構たっぷり目に塗ってくださいね♪♪

ただし、上記のクラゲ除けの予防をしていても刺されることもあると思います。もし刺されてしまった場合どうしたらよいか応急処置を一応知っておきましょう!!

クラゲに刺された場合の応急処置!!

海で泳いでいてチクっとしたりビリビリと感じたらクラゲに刺された可能性が高いです。もしそうなったら…

1.出来るだけ早く海から陸に上がりましょう。
まず陸に上がって安静にします。

2.こすらないように海水で刺された箇所を洗います。
この時には絶対に海水で流しましょう。水道水や真水で洗ってしまうと浸透圧でクラゲの毒が体内に回る可能性があります。またもしクラゲの触手が残っていた場合、真水だと刺激でビックリして毒液を出すことがあります。

3.クラゲの触手があったらピンセットで取りましょう!
クラゲの触手が皮膚についている場合、触手から毒が出てくる場合があります。素手では触らずに、ピンセットかなければタオルで触手を取り外します。

4.患部が腫れている場合は冷やしましょう。
氷水などで冷やすことで痛みを和らげることが出来ます。

5.症状が軽い場合は市販薬で様子を見ましょう。

クラゲに刺された時の市販薬はこちら!

【指定第2類医薬品】液体ムヒアルファEX 35mL ※セルフメディケーション税制対象商品

このムヒアルファEXは、クラゲに刺された時にも使用でき、抗炎症成分配合で腫れ・赤みを抑制したり、かゆみの元をおさえる効果があるようです。一時的な対処療法ですが症状が軽い場合は市販の薬を塗って様子を見るのも一つだと思います。(※塗る際は使用上の注意事項をよく確認してくださいね。)

様子がおかしい場合は、医療機関・救急車を!!

痛みが治まらない時は医療機関を受診してください!!

クラゲに刺されて痛みが治まらない時やなんのクラゲに刺されたか分からない時は医療機関(皮膚科)を受診してください。

アナフィラキシーショックの疑いがある時は救急車を呼んで下さい!!

またクラゲに刺された後、呼吸困難・痙攣・吐き気などの症状がアナフィラキシーショックの疑いがある時や体調に急変があれば、すぐに救急車を呼んでくださいね!!健康第一ですからね!!!


今回はお盆の海水浴にクラゲが発生するのは本当かどうか…ということをお伝えしました。

クラゲが多くなるのはクラゲの成長過程や台風による波の影響で・・・実際にお盆シーズンからクラゲが増えるのは本当でした(*_*)
 
また毎年お盆過ぎの8月下旬からは台風も頻繁に日本付近に発生しています。ですので海水浴のベストシーズンは7月の中旬からお盆前までがおすすめということになります。短いですね…(>_<)

ただいつ行ってもクラゲが海にいることは確かです。ですのでお盆前に行かれる方、お盆期間中に行かれる方、両方とも海水浴に行かれる方は出来る限りの予防策をとって下さいね!クラゲに刺されずに楽しく海水浴が出来ますように(^^♪

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