お盆とお彼岸の違いって知っていますか?
子供に「もうすぐお彼岸だね。お墓参りに行かなきゃ…。」というと「お彼岸って何!?」「お盆と何か違うの?」と言われました。
ギクッ!!実は私自身も「お彼岸=お墓参り」程度でそこまで理解していませんでした(汗)(私のような方、意外と多くないですか?←同意を求める。)
…ということで今回は「お盆とお彼岸の違い」について分かりやすくお伝えします(*´ー`*)ノ
お盆とお彼岸の違いは…
お盆と言えばきゅうりやナスで作る精霊馬や盆踊り。
お彼岸と言えばぼた餅やおはぎ・彼岸花を思い浮かべるかと思いますが、他に何が違うのでしょうか?
ではみていきましょう。
1.期間の違い
まずはお盆とお彼岸の期間についてみていきましょう。
- お盆の期間:8月13日~8月16日(※地域によっては旧暦で考え7月13日~7月16日をお盆とする地域もあります。)
- お彼岸の期間:春と秋の年2回。春分の日(3月20日頃)と秋分の日(9月20日頃)を中日として前後3日を含めた7日間をお彼岸と言います。7日間のうちの最初の日を「彼岸の入り」最後の日を「彼岸明け」といいます。
- 春のお彼岸:3月18日~3月24日の7日間で
- 秋のお彼岸:9月20日~9月26日の7日間になります。
2.ご先祖様が帰ってくるかどうかの違い
またご先祖様が自宅に帰ってくるのかどうかでも違います。
- お盆:ご先祖様があの世から戻ってくると考えられています。8月13日には迎え火を炊いて迎え、8月16日には送り火を炊いてお送りします。
- お彼岸:ご先祖様は自宅に帰ってはきません。
盆踊りはお盆に帰ってきたご祖先様の霊を供養する為の踊り(念仏踊り)が始まりとされています(*´ー`*)ノ
3.意味の違い
また意味も少し違います。
- お盆とは:お盆はご先祖様を供養する行事です。
- お彼岸とは:彼岸は向こう岸という意味があります。
この世の岸を「此岸」(しがん)と言うのに対して向こう岸(煩悩を脱した世界・悟りの境地=極楽浄土)のことを彼岸(ひがん)といいます。浄土思想では、極楽浄土が西の遥か彼方にあると考えられています。
春分と秋分は太陽が真東から昇り、真西に沈む為、「彼岸(極楽浄土に近づける日)」と考えられているようです。ちなみにお彼岸は7日間あると言いましたが…
- 春分・秋分の当日…ご先祖様へ感謝し供養する日
- 残りの6日間…自身の修行を行う日(六波羅蜜(ろくはらみつ)=この世にいながら煩悩を捨て悟りの境地に達する修行・善行を行う日)
とされているそうです!
つまり、7日あるお彼岸のうち1日はご先祖様への供養。残りの6日は自分自身の修行(善行)を行う期間でもあります。
お彼岸にぼた餅やおはぎを食べるのはなぜ!?
お彼岸のお供え物の1つ「ぼたもち・おはぎ(お米を炊いた後に軽くついて、あんこで包んだ食べ物)」は春彼岸の時期に咲く「牡丹」と秋彼岸の時期に咲く「萩」が由来になっているんだそう。お彼岸の時期にスーパーに「ぼたもち」「おはぎ」が並んでいますが、そういった意味だったんですね^^
スポンサーリンクまとめ
今回はお盆とお彼岸の違いについてみていきました。
時期やご先祖様が帰ってくるかどうか・また目的や意味が違いましたね。一応表にまとめてみました。
- お盆はご先祖様が帰ってきている為、盆踊りや花火大会など賑やかに。
- お彼岸はお墓参りをしてご先祖様に思いをはせつつ、今の自分を見つめ直す。
…このような違いがあったんですね。
これで私も子供に説明出来ます^^では「お盆とお彼岸の違い」にモヤモヤしていた方の参考になっていたら幸いです(*´ー`*)ノ
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