クリスマスが近づくと…街中にクリスマスツリーやイルミネーションが飾られてなんかテンション上がりますよね(*´ー`*)ノ
子どもの頃は家でもワクワクしながらクリスマスツリーに飾り付けをした記憶がありますがクリスマスツリーの飾り1つ1つにもちゃんと意味があるのを知っていますか?
今回はクリスマスツリーの飾りの意味・由来を詳しくお伝えします!!
クリスマスツリーの飾りの意味は?
では早速クリスマスツリーの代表的な飾りの意味を見ていきましょう。
あっ…その前に私たちが毎年楽しんでいるクリスマス!本来はイエス・キリストの生誕を祝う日なんです!!(私は大人になって本場を経験してやっと知りました…。)
ちょっと余談でしたが…クリスマスもクリスマスツリーの飾りもイエス・キリストと深い関係があるというのが分かっていただけたら幸いです。
それではクリスマスツリーの代表的な飾りを10項目に分けて説明します!
1.一番上の大きな星の飾り
この星は「ベツレヘムの星」を意味しています。イエス・キリストの誕生を東方の三博士に知らせた「希望の星」とされキリスト教では、とても宗教的な意味を持つ星になります。東方の三博士とは3人の占星術師達で一番初めにイエス・キリストの誕生を祝福した人とされています。
クリスマスツリーの一番上の大きな星は、子供の頃から何だか特別な感じがしていましたがやはりこういった特別な意味があったんですね。^^
2.リンゴやボールの飾り
クリスマスツリーに飾るリンゴの飾りや丸い形のオーナメント!
なぜリンゴの飾りなの?なぜか赤色が多い?と思われた方もいるかもしれませんが…これは旧約聖書(創世記)に出てくる「アダムとイブが食べた禁断の果実」(善悪の知恵の樹の実・リンゴ)を意味している為です。
エデンの園という所に純粋無垢な2人アダムとイブが暮らしていました。そしてある時神様が言いました「ここに植えてある善悪の知恵の樹の実は決して食べてはいけないよ!」と…。
ところがある時、悪魔の化身だった蛇がイブに「この知恵の実を食べてごらん。美味しいよ!!」と勧めてきました。イブは蛇の言葉に惑わされ、とうとう禁断の果実を食べてしまいました。そしてイブだけではなくアダムもそれを食べてしまいました。
知恵の実を口にしてしまった瞬間、二人の心には羞恥心や怒り・悲しみ・嫉妬など…の感情が芽生え、それまで裸で暮らしていた二人も急に恥ずかしくなりイチジクの葉で身を隠すようになりました。
そして神様は約束を破った罰として…
- 女性には産みの苦しみ
- 男性には命絶えるまで土を耕し食べ物を得る苦しみ
を与えました。
というお話です。
クリスマスツリーが飾られ始めた当初はリンゴの飾りのみだったようですが、次第にバリエーションも増え、丸い形のオーナメントなども飾るようになったようです。
3.キャンディの飾り
クリスマスツリーに飾るキャンディは杖の形をしていますよね。これは「キャンディ・ケーン」と言います。ケーンは「杖」という意味があり「羊飼いが使う杖」を表しています。
キリスト教では神を羊飼い・人間を羊と例えることがよくあり…羊飼いが羊を導くようにイエス・キリストが私たち人間を見守り導いてくれるという意味がこのキャンディの飾りにはあります。
4.ベルの飾り
神の言葉を伝える天使(ガブリエル)が「イエス・キリストの誕生を知らせる時に持っていた喜びのベル」とされています。またベルの音自体に魔除けの効果もあると言われたりするそう…。
クリスマスの定番ソング「ジングルベル!ジングルベル!鈴が鳴る~♪」のベルもこういった意味があったんですね^^
5.クリスマスの靴下の飾り
なぜクリスマスに靴下?( ゚д゚)…と思ったりしますよね。これはサンタクロースのモデルとなった人物「聖ニコラウス」が貧しい子供達の為に煙突から金貨を投げ入れたら偶然、暖炉の側に干してあった靴下の中に入った事から靴下が飾られるようになりました。
6.キャンドル・イルミネーション
クリスマスキャンドルは「闇の世を照らす灯り」という意味がありイエス・キリスト自身を指しています。
旧約聖書にも「この世を照らす誠の光」「私は光として世に来た」という聖句があり、キャンドルの光はまさにイエス・キリストを象徴しています。昔はろうそくが使われていたのですが火事の危険もあることから、次第に電飾が使われるようになりました。
キャンドルや電飾の光はとてもロマンチックで私のような30代でも、乙女な気にさせてくれます(笑)
ドイツではクリスマスの準備期間を「アドベント」といい4週間前から準備をします。そして毎週1本ずつろうそくを灯していき、クリスマスイブの最後の日に1本を灯してお祝いする習慣もあるんだそうです。
7.柊(ヒイラギ)の飾り
キリストが処刑される時にかぶった「イバラの冠(かんむり)」を象徴しており…
- 柊の緑色の葉の部分は「永遠の命」
- 赤い実は十字架にかけられた時に「イエス・キリストから流した血」
とされています。
また柊の葉っぱはトゲトゲしている事から邪を払う魔除けの役割もあるとされています。
柊(ヒイラギ)って私はクリスマスケーキの飾りのイメージがありましたが、このような意味があったんですね…(+д+;lll )
8.クリスマスリースの飾り
クリスマスリースって可愛いらしいデザインですよね(*´ω`*)
リースは途切れることなく繋がっています。つまり始まりも終わりもない=「永遠」という意味を表しています。またリースのリボンは「永遠の絆で結ばれますように」という願いが込められているんだそうです。
あとリースの松ぼっくりの飾りにも理由があります。ユダヤの王がキリストを抹殺しようとしているのを知り、聖母マリアとヨセフがイエスを救う為に逃げている途中ちょうどそこにモミの木があり、二人を覆い隠してくれ無事にキリストが産まれたという話もあります。
また別の意味としては豊作の願いを込めて松ぼっくりや麦の穂・どんぐりなど作物の飾りをつけているようです。
9.天使の飾り
クリスマスツリーの一番上に、星の代わりに天使が飾られることもあります。この天使は「イエス・キリストの誕生を聖母マリアに知らせた天使」とされています。
10.クリスマスの伝統的なカラー
クリスマスカラーと言えば「赤・緑・白・金銀」などですが、これらの色にも意味があるんです。
- 赤…キリストの流した血・愛と寛大さを意味しています。
- 緑…常緑樹を意味していてつまり枯れない永遠の命という意味があります。
- 白…イエス・キリストの清らかで純白な心を意味しています。
- 金・銀…イエス・キリストの気高さや高貴さを意味しています。
今回はクリスマスツリーの飾りの意味を見ていきました。
- 星の飾り…ベツレヘムの星・希望の星
- リンゴやボールの飾り…アダムとイブが食べた禁断の果実
- キャンディの飾り…羊飼いが持っている杖
- ベルの飾り…イエス・キリストの誕生を知らせた喜びのベル
- 靴下の飾り…サンタクロースが金貨を投げ入れた靴下
- キャンドル…闇の世を照らす灯り=イエス・キリスト自身
- 柊の飾り…イバラの冠
- クリスマスリースの飾り…丸くつながっている=永遠
- 天使の飾り…聖母マリアに知らせた天使
- クリスマスの赤色…キリストの血
- クリスマスの緑色…永遠の命
- クリスマスの白色…純白な心
- クリスマスの金・銀…気高さや気品さ
特にキリスト教信仰の方々にとっては一つ一つが特別な意味を持つモノですよね…。
私自身は実家に仏壇はあるものの…ほぼほぼ無宗教な家庭に育ったので、ただ単純に綺麗な飾り!!可愛いなぁ!!という目線でクリスマスツリーに飾りを飾っていました。なので今回飾りの意味を知ってちょっと恥ずかしい気持ちになりました。
ただ私はずーっと日本のクリスマスを過ごしてきたので今後もあまり変わらない気がしますが、でもこうやって一つ一つの飾りの意味を知ったことで、またクリスマスツリーへの飾り付けも楽しめるような気がします!!これからは子どもにもきちんと伝えられますしねぇ(*´ー`*)ノ
では・・・よいクリスマスをお過ごしください♪
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