大空を気持ちよさそうにおよぐ鯉のぼり!!見つけた時はテンション上がりますよね(*´ー`*)ノ。
ところで、鯉のぼりの一番上にあるカラフルな吹き流し!
「あれは何だろう」って思ったことありませんか?また鯉のぼりの竿の先端についている丸い球と風車みたいなものにもそれぞれ意味があるんです(*´ー`*)ノ
今回は鯉のぼりの吹き流し・回転球や矢車の意味について詳しくお伝えします。
鯉のぼりの吹き流しの意味は…
鯉のぼりの吹き流しの意味はズバリ魔除けです。
よく見る吹き流しの色は5色で出来ています。
5色ある理由は古代中国の五行思想から。五行思想は自然界に存在する全ての物事は「木・火・土・金・水」の5つの要素で構成され、互いに助けあったり打ち消しあったりしながら循環しているという思想になります。
つまり5つの色が揃うことでバランスを保ち邪気を払うという意味があるんです(*´ー`*)ノ
鯉のぼりの吹き流しの色はこの「五色」
五行思想には…
- 木…青色(または緑色)
- 火…赤色
- 土…黄色
- 金…白色
- 水…黒色(または紫色)
このように色も決まっています。
そして鯉のぼりの吹き流しの色の順番は…青色→赤色→黄色→白色→黒色という順番で輪になっている事が多いんですよ。
(※地域によって多少違う色を使う事もあります。)
今回は鯉のぼりの吹き流しの話でしたが、この5色は陰陽五行説といって神社やお寺でも五色の紐や旗に用いたりととても意味のある色になります。
昔は今のように薬がある訳でもなく病気や栄養失調などでそのまま命を落としてしまう子供が多かったようです。
乳幼児はちょっとした病気でも重症化しやすく、子供が7歳過ぎるまでは親も安心出来ないという状況だったようです(´・_・`)。
その為、我が子が健康に育つように・病気にならないように願いを込めて鯉のぼりの上に吹き流しを飾るようになりました。
次は鯉のぼりの先端についているアレについて見ていきましょう!
鯉のぼりの回転球や矢車の意味は…
鯉のぼりの竿の先端に乗っているのが「回転球」と「矢車」です。
光がキラキラ反射してとても綺麗な飾りですよね。私も子供の頃「あれ欲しい」と連呼していた記憶があります。汗。。もちろんこの2つにもちゃんと意味があるんですよ(*^^*)
1.回転球(天球・駕籠玉)とは…
これは空の神様が下りてくる時の「目印」や「神様を呼び込む」という意味があります。
鯉のぼりは神様に「この家には男の子がいますよ!」とお知らせするための節句飾りなので、神様にお知らせする重要な部分になります。
江戸時代末期ごろは竹で編んだ駕籠玉(かごだま)と呼ばれる球状のものを竿頭にさしていたようです。その後に金箔が使われ、形をかえ今の形になったとされています。
2.矢車とは…
矢車は「魔除けの飾り」です。
武士の持つ弓矢をもとにデザインされ魔物を寄せ付けないようにと願いが込められています。
今回は鯉のぼりの吹き流し・回転球・矢車の意味を見ていきました。
- 鯉のぼりの吹き流しの意味は「魔除け」
五行思想からきていて5色(青・赤・黄・白・黒)あることでバランスを保ち邪気を払う効果がある。 - 鯉のぼりの回転球の意味は「神様への目印」
- 鯉のぼりの矢車の意味は「魔除けの飾り」
江戸時代中期に節句飾りとして出来た鯉のぼりですが…今のような形になったのは江戸時代末期・明治に入ってからです。
そして当時は乳幼児の死亡率が高かったことから「魔よけの意味を持つ吹き流し」をつけたり「回転球や矢車で神様から子供の身を守ってもらうように」願いを込めてつけられたようです。
今まで鯉のぼりはこういう形(U・ω・U) …と特に何の疑問にも感じずに生きてきましたが、物の意味を知るとまた深まるというかおもしろいなぁと感じました。子供に聞かれてもちゃんと答えられますし…(*´ー`*)ノ
では良い子供の日をお過ごしください~♪
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